ゲルとは??

 ゲルは液体中に含まれる物質が原因となり、液体が流動性を失い固体となったものです。身近な例ではこんにゃくやプリンなどの食品で多く見られます。

ゲルの構造

 ゲル内部にはポリマーや分子の集合体から成るジャングルジムのようなネットワーク構造が存在し、この構造が液体を保持することによってゲルが形成されています。前述のこんにゃくはグルコマンナンという高分子が、プリンはゼラチンや他のタンパク質がネットワークを作り、水を保持することによってプルプルとしたゲルとなるのです。

人体もゲル??

 人間の体の約60%が水分である。良く言われる言葉ですが我々の体からだをつねってみてもひねってみても、水の一滴も出てくることはありません。
 なぜならば、生物の細胞の中に”保持”されているからです。生物の細胞の内部には生体由来のポリマーやタンパク質によるによるネットワーク構造が存在し、水を保持しています。つまり我々の体もまたゲルであると考えることが出来ます。

新材料としてのゲル

 ゲルを構成している物質の大半が液体物質に由来するため、ゲルはこれまでの材料に無い性質を示します。例えば水を構造内に保持するハイドロゲルと呼ばれるゲルは、従来材料よりも2〜3桁低い摩擦係数を有し、超低摩擦材料として人工関節などへの応用が期待されています。
また、ゲル内部のポリマー適切に設計することで、水だけではなく油分を吸収させることや、保持した液体を外部環境(例えば、温度、pHなど)に応じ放出、吸収のコントロールを行うことが出来ます。


弊社業務及びサービス

 弊社では、受託合成で培った有機合成の技術を活かし、特異な新材料であるゲルの研究開発及び製造法の研究を行っております。

業務一覧
・ゲルを用いた新製品の開発及び製造
 ※弊社開発製品 乾燥ゲル(FFCL−Gシリーズ)はこちら
・香料、各種有効成分のゲル化に関する技術相談
・ゲルの製品化、製造に関する技術相談
・ゲルまたはゲル化剤の受託合成及び製造

その他ゲルに関することはお気軽にご相談下さい。











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